詐欺ワイン「10年物」を「100年物」と偽る
2004年 05月 22日
ワイン輸入販売のミレジム(東京)が「10年物のワインを100年以上前と偽って販売している、との雑誌記事で信用を傷つけられた」として、著者らに1000万円の損害賠償と謝罪広告を求めた訴訟の判決で、東京地裁の宇田川基裁判長は20日、「記事の重要部分は真実」と請求を棄却した。
問題の記事は雑誌「All Man」(2002年6月5日号)に掲載された、米国業界団体の駐日代表堀賢一さんのコラム。ミレジムが扱うワインの品名を挙げて「100年以上前のものとして販売されているのと同じものがロンドンで『10年物』として売られている」と指摘した。
判決などによると、ミレジムはボトルのラベルに製造年などを記せず、「醸造年を特定せずに販売している」と主張したが、宇田川裁判長は「販売促進用に『19世紀後半のものであることは間違いありません』とのチラシを配布している」と指摘した。
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ちなみに「All Man」は現在、休刊中です。そこ、事実上廃刊とか言うな。
参考記事
by wb_opus_one
| 2004-05-22 05:01
| ワイン